基本的には、チェーン展開の大手脱毛サロンは価格を安くすることができます。企業でもそうですが、大きな会社ほど「薄利多売」という経営方針が可能になるからです。
例えば、個人商店の電気屋さんはあまり数が売れないので、価格を下げることができません。一方大手の電気屋さんは、お客さんが多いのでどんどん下げてどんどん売ることができます。
ですので、脱毛価格で安さを求めていくとかならず大手・準大手サロンを選択することになります。
また、大手サロンであっても脱毛専用サロンでない場合は、やや高めになります。
これは収益を脱毛のみに頼らなくても良くなり、極端な価格競争からは逃れられるためです。
ちなみに、たかの由梨やラパルレなどの大手エステサロンは、価格競争に巻き込まれることをを嫌い、数年前に脱毛の取り扱いをやめました。
※ラパルレは平成22年10月に倒産しましたが、株式会社ビューティーパートナーズに事業譲渡され、営業を再開しています。
効率化のメリット・デメリット
大手サロンは、徹底して「効率化」を追求しています。
それが安さの理由と言っても良いでしょう。この「効率化」にはメリットとメリットがそれぞれあります。
デメリット
まず、デメリット。それは大なり小なりの勧誘(クロージング)です。
通常、コースの途中のお客様は「消化」と呼ばれ、時間をかけずに施術をこなすことが第一とされます。
しかし、新規のお客様の場合や、コース最終回が近づくと「見込み」と呼ばれ、勧誘(クロージング)の対象になり、時間がかけられるのです。
サロンによって呼び方はいろいろですが、私がいるところは「星を立てる」といいます。
朝礼の時にその日のリーダーが予約表を見ながら、「見込み」とされるお客様に、星マークをつけていくことからきてます。
勝手に「消化」や「見込み」にされてしまってはたまりませんが、これは大手サロンの宿命ともいえる弱点です。
しかし、はじめから、このからくりが分かっていれば緊張する必要はありません。冷静に対処すればOKです。クロージング対策についてはこちら(4-5へリンクをいれる)もどうぞ。
もちろん、いまは無理な勧誘はありませんのでご安心を。
これだけネットが発達した時代に、無理な勧誘は悪い口コミがすぐに広がり逆効果だからです。
メリット
メリットは大手にはとにかく、脱毛機に関する「経験」があることです。
ベストなジェルの量やコンタクトクーリングの有無、照射時のヘッドのずらし方、肌質や肌の色にあわせたベストなレーザーパワー設定などは、人体実験とも言える膨大な経験値がなければとてもできません。
とくにフラッシュによる脱毛は、毛の状態だけでなく肌状態によっては毛穴全てがやけどしてしまう可能性があり、危険度が高いです。
以前の勤務先のエステで、美顔にも脱毛にも使える高周波の機械の導入に携わったことがあります。
最初は、業者さんの持ってきたとマニュアルを元に使用していくのですが、
正直ひどいものです。
まず、トラブルが何よりも怖いので、低め低めの設定でいきます。
そうすると、トラブルはないですが効果もないのです。
「最初のうちは肌の状態にあわせてやっていきますね」とはいいますが、お客様にしてみたら、むだにコースを消費されているのと同じですよね。
実際に、それがベストなジュール(パワーの設定)かどうかはお客様には永遠に分からないのです。
経験値があれば、肌質と毛にあったベストなジュール設定から入れるので、コース回数に無駄がなく、結果としてコストが抑えられます。
それほど、大手サロンの集合知というのは価値があります。
初期のころの失敗を重ねてきたからこそ、安全な技術を提供できるのです。
ドクタータカハシなどは、レーザーオタクとも言われた高橋院長が高橋医院時代のノウハウを利用して、エステでも使える脱毛器を自社開発しています。
これもまた膨大な経験値の賜物といえるでしょう。