ミュゼプラチナムのカウンセリング|脱毛エステティシャンがコッソリ覆面調査

ミュゼプラチナムのカウンセリング写真

カウンセリングスペースに通されると、おもむろにノートパソコンとタッチペンを渡される。

私が「??」と思っていると、「こちらがカウンセリングシートになりますので、タッチペンで入力して行ってください」と言い残し、立ち去っていった。

なるほど、個人情報は手書きでも聞き取りでもなく、自分でPC上に入力するのか、と再度感心する。
年齢や住所などの顧客情報の入力が終わると続いて毛周期や日焼けなどの禁止事項、キャンセル料についてなどの説明もパソコン画面がしてくれる。

うーん、よくできてるなあ。
顧客情報を紙ベースでなくPC上で一元管理、お客様に直接入力させれば手間も省ける。さらに説明もPCにさせれば、その分スタッフは不要にになる、と妙に感心してしまった。
逆に、コースの金額説明等は一切なかった。それはこの後スタッフが行うのだろう。

ヤリ手カウンセラー登場!?

ヤリ手カウンセラー登場!

などと思っていると、20代前半と思えるいまどきの女性がにこやかに現れる。
いまどきの女性といっても、無礼な感じは一切ない。
身のこなしや話し方は訓練されており、一目でプロフェッショナルとわかる。少しだけ身構える私。

すると、その方は人懐っこい笑顔で「そのピアス可愛いですね」と言い、そこから雑談に。なんだか緊張が少しほぐれる。うん、この人は仕事できるだろうなあ。

その女性に、これまでの脱毛経験などを聞かれる。
「クリニックでの脱毛経験」がある、と伝えると少し目の色が変わる。
銀座カラーでも同様であったが、「クリニックも選択肢にあるかどうか」というのは結構重要みたいだ。

それはそうだろう。エステサロンのほうがクリニックよりも効果が出るまでに時間がかかるのは、いまでは常識になってきているのだから。

何も知らないふりをして「クリニックとどちらに行くか悩んでいます。どちらがいいですか?」と聞いてみる。

内心どう答えるか楽しみだったのだが、あっさりと、
「クリニックさんのほうが効果の出るのは早いですよ」というではないか。
続けて「でも費用は高額だし、痛みも強いです。敷居も高いし手軽にはじめる感じではないですよね。どちらを選ぶかはお客様の自由です」と、芯の強そうな笑顔でいわれる。

嘘をつかない上手な切り替えしに、しばし感動。
「クリニックさんよりも効果があります」などと言おうものなら信頼できないが、これなら合格だろう。

勧誘はなく、提案がある

そこで今回は2,400円で両脇脱毛完了コースを申し込みたいと言うと、「ほかに気になっている箇所はありませんか?」という。

本当はどこもなかったのだが、「ハイジニーナかな…」と言ってみた。

するとフリープランを勧めてきた。ミュゼのフリープランは少し変わっていて、LパーツとSパーツに分かれている。例えばLパーツは、ひじ上やひざ下などの大きな箇所。Sパーツは、Vラインや鼻下などの小さな箇所をさす。
つまり、LargeのLとSmallのSということ。

Lパーツコースは、Lパーツならその都度好きな場所を脱毛できるという便利なコースだ。さらにLパーツ一箇所はSパーツ2箇所に交換できるという。
しかも、4回コース以上で両ワキ脱毛完了コースがが無料でついてくるというのだ。

基本的に、初回ではこのLパーツコースを勧められるのだろう。
特に両脇脱毛完了コースで申し込んできた人は、ほかの部位の毛も手付かずのことが多いから、「この際ほかの箇所も一緒に脱毛しましょう。いまなら脇は無料でついてきますし」という流れにしたいのだと思う。

そのあたりのからくりを考えながら、「今回は様子を見たいので、両脇だけで結構です」と伝えると、「そうですか」とあっさり引いて立ち去っていった。

ミュゼといえば、「勧誘しません」で有名。
なんでも創始者の理念が、「個人の売り上げを上げることは、お客様、ひいては会社にとって良いことがない」というものらしい。

私の感覚では、これは勧誘ではなく提案だと思う。

脇のほかにやりたい箇所があるなら、いまならこのコースがオススメですよ、という提案だ。なにしろ他にハイジニーナも気になる、と言ったのは私自身だからだ。不要なものを勧められたわけではない。

たしかに、「できれば両脇脱毛完了コースでなくフリープランで購入してほしい」という意図は感じられたが、これを勧誘というには、あまりにもあっさりしすぎていると思う。