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てんかんだと脱毛ができない?発作が起きるから?

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てんかんだと脱毛ができない?発作が起きるから?のイメージ

てんかんでも脱毛できる人がいる一方で、脱毛したくてもできない人がいます。
ですが、できない人でも諦めないでください。
てんかんだからといって一生脱毛できないことはありません。
人によって色々な症状がありますし、ご自身の状態に合わせて適切な施術・施設を選ぶことで、問題なく脱毛を受けることはできるのですから。

てんかんでも光脱毛やレーザー脱毛で脱毛できる?

脱毛するうえで最低限知っておきたい
てんかん の基礎知識

てんかんとは

突然意識を失って反応がなくなるなどの「てんかん発作」を繰り返し起こす病気のことを言います。日本では約60〜100万人の患者がいるとされ、珍しい病気ではありません。

てんかん発作は

症状の長さや重症度は様々で、時間や場所を選びません。発作の多くは一時的なものであり、落ち着けば元通りの状態に戻ります。ですから多くの場合、発作そのものより、生活や仕事の大事な場面で発作が起きてしまうこと、発作で意識を失ったときのケガや呼吸困難という二次的な問題が大きいのです。

てんかん発作が起こるきっかけ

通常、てんかん発作は予測のつかない状況で起こってしまいますが、ある特定の場面・環境・刺激がてんかん発作のきっかけになることがあります。

・熱の刺激によって起こるてんかん発作(熱性けいれんと非常によく似た症状)
・光がきっかけで起こる光過敏性てんかん
・突然の予期しない音で起こる驚愕反射てんかん
・睡眠不足,過労,緊張・不安・興奮,月経,アルコール過量摂取といったコンディション不良も発作のきっかけとなる

脱毛の施術で発作が起きるの?

脱毛の施術中に発作が起きてしまうかもしれない理由

脱毛は、発作が起こるきっかけである熱や光という刺激を受ける施術でもあります。サロン脱毛の主流である光脱毛(フラッシュ脱毛)はもちろん、美容クリニックで使用する医療脱毛機器もレーザーという光を照射します。また、光を照射するのは脱毛目的で毛根に熱を加えるためですので、お肌には熱による刺激が与えられることになります。前にご説明した通り、これら熱と光による刺激はてんかん発作を引き起こす原因となるため、脱毛の施術中に発作が出る可能性は否定できないのです。

脱毛の施術中に発作が起きるとどうなる?

短時間で軽度のものであれば自然に治まります。ですが、重度の発作の場合には処置が必要になります。全身のけいれんにより、施術台から落下したり脱毛機器にぶつかったりしてケガをしてしまう可能性もあります。顔面が硬直して舌を切ってしまう、呼吸ができなくなってしまうなど重篤な状態を引き起こすリスクもあります。

てんかんの人が脱毛できるところはあるの?

脱毛サロンの場合

てんかんの人は断られることがほとんどです。
医療機関ではないため、脱毛の施術中に応急処置を必要とするような発作が起きてしまった場合、適切な対応をすることが困難です。万が一、呼吸が止まってしまったときも気道の確保ができませんので、一般的に脱毛サロンでは、てんかん発作を起こす可能性のある方の脱毛は行っていません。可能性が低いとはいえ、もしものときのことを想定しているためです。お客様の安全が第一ですし、お身体を考えてのことですので、当然かもしれませんね。ですが中には、過去にてんかんがあったけれども現在は治療が必要ない方、大きな発作を起こしたことがない方の施術は可能というサロンもあります。

美容クリニックの場合

専門が美容領域とはいえ医療機関であり、施術者は医師もしくは看護師と決められています。施術前の診察(カウンセリング)では、医学的視点からてんかんの方でも状態によって脱毛が可能かどうかを判断することができ、非常事態にも対応が可能です。ただし規模の小さな美容クリニックでは応急処置が難しい場合もありますので、万全を期すのであれば、てんかんの方の脱毛実績のある大手美容クリニックをおすすめします。

美容クリニックでも脱毛の施術が可能な人と難しい人がいる

脱毛が可能な人

過去にてんかんと診断されたことがあっても、治療により症状がなくなっていて、今は治療が必要ない方は、医療機関での脱毛を受けることができます。

内服により何年も発作が起こらず安定している方は、主治医の先生にご相談の上、内服を減らしたり一時的に中断したりすることで脱毛できる場合があります。

脱毛が難しい人

内服治療を行っているにも関わらず重いてんかん発作を繰り返している方で、どんなに出力を下げても脱毛施術の刺激により発作が引き起こされるリスクが高い方は脱毛の施術を受けることは難しいです。それに、出力を下げすぎてしまうと脱毛効果が得られにくいため、そこまでのリスクを冒してまで施術を受けることは得策とは言えないでしょう。

抗てんかん薬でよく使用されるカルバマゼピン(テグレトール)を服用している方は光過敏性があります。また、他の抗てんかん薬の中には皮膚の過敏性を増加させる成分が入っているものも多いため、内服治療中の方は光やレーザー照射の際にお肌のトラブル(赤みやヤケド、発疹など)やてんかん発作が起こりやすい可能性があります。
施術を行わないのは、ご本人の安全はもちろんのこと、クリニック側の危機管理のためでもあります。

てんかんの人が脱毛するにはどうすればいい?

病気のことを言わずに脱毛サロンに通うことはやめましょう。
ご自身にとっても施術する側にとっても良いことはありません。
美容クリニックのカウンセリングで、自分の病状や内服薬を正直に話して脱毛を受けられるのか相談することをおすすめします。

脱毛が可能な場合でも、睡眠不足、過労、ストレス、精神的緊張、月経は発作のきっかけになりますので、施術はできるだけ万全の体調で受けるようにしましょう。

今現在、てんかんの治療中で美容クリニックでの脱毛ができない人は、まずは治療に専念して、発作が抑えられたら脱毛を始めてきれいな肌になれる!というのを目標の一つにして頑張ってください。

薬服用時の脱毛についてはこちらのページ『全身脱毛は服薬中でもできる?ピルはOK?うつの薬は?』でご説明していますのでご覧ください。

参考文献,出典元:
大熊輝雄『現代臨床精神医学』金原出版株式会社
『今日の治療指針2012年版』医学書院
『今日の治療薬2016』南江堂
大沼梯一著・公益社団法人てんかん協会東京都支部編『成人期てんかんの特色』ぶどう社
てんかん|病名から知る|こころの病気を知る|メンタルヘルス|厚生労働省(http://www.mhlw.go.jp/kokoro/know/disease_epilepsy.html)閲覧日2017/3/16
てんかん勉強室 | てんかんの理解のために(http://mkclinic.jp/tenkan-room/)閲覧日2017/3/16

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